初めての富士登山〜実践篇〜

その前に

前日は、来年からの同僚@関東組の飲み会。完全に飲み過ぎた。
終電を逃した同じ研究科の子とJR最寄りからタクシーに乗って、その子の最寄りまで行って、そこからその子の車*1で家まで送ってもらう、体たらく…翌日6時には家出るのに…携帯を充電するのも忘れ、気持ち悪い*2と椅子2つを使って寝る。たしか4時頃に目が覚めた。ちょっと楽になって、最寄り駅まで自転車をふらふら取りに行く。*3かなり時間がかかったと思う。家になんとか辿り着いて、シャワーを浴びる。事前にリュックに荷物はほぼ詰めていたので、飲み物やチョコなど冷蔵庫に入れていたものをパッキングして出発。とにかく気持ち悪かったが、アクエリアスを飲みつつ、新宿へ。

富士へ

バスに乗ると、大学生位の意外と若い女性も多い。これが山ガールか…しかし、気持ち悪い。ぐでーっとしながらも、バスは走る。走る。連れと話したり、うとうとしたり、SAに寄ったり、うとうとしていると、富士スバルラインへ。渋滞である。添乗員さん*4からアナウンスがあり、そろそろ身体を起こさないと高山病になりますよとのこと。眠い。耐える。渋滞。そうこうしているうちに、5合目到着。着替えとお昼を済ませて、1時間後位に集合に。バスの外に出ると猛暑の東京では考えられない位外気がひんやりしている。標高に比例して外気温が云々という話を連れがしていた。富士急雲上閣がこのバスツアーの指定着替え場所だったので、ここの2階でお昼ご飯を食べる。名物らしい吉田のうどんを頼む。水はコップ1杯まで。富士山では水は貴重なのだ。登山のほんの数日前まで山小屋でシャワーが浴びられるものと思っていたけれども…。外のテラスにビールの幟が。いかんいかん、やっと2日酔いが治まって来たところなのだ。もはや都内だと珍しくなった分煙をしていないレストラン。喫煙者は富士山に来てまで吸うのか、と思った。頂上で吸うのは格別なのだろうか。ここで日焼け止めを塗って、着替えへ。幾分ひんやりしているのを考慮して、スタートはこんな感じだったと思う。格好の記録を残すことがこの記事の当初の目的だったのだが、書いてるのは1.5月後です。連れの写真を見て書く。自分でカメラを構えるとこうはいかない。ラッキーである。

  • 帽子
  • 半袖Tシャツの上にロンT
  • 長ズボン

感覚は写真では残っていないが、確かこれでもちょうどいいかややヒンヤリ(あるいはやや暑いか?)だったはず。なんとコインロッカーがあるので、既に出たゴミや翌日お風呂に入った後の着替えなどをみんなでコインロッカーへ。値段は良心的だった。五合目から既にトイレは有料なのだが、山梨県?の展望台のすぐ横のトイレは無料らしいのでそこへ皆で向かう。そんなこんなで集合時間の12:30に。五合目には登らないで観光だけの高齢者や中国人が多い。
登山ガイドの方から説明を受ける。彼は富士山でも3本の指に入るスローペースのガイドなので、高山病になりにくいとのこと。彼を先頭に、体力に自信のない人が続き、後ろから若者が列を引き締めて行くのがいいらしい。最後尾は添乗員さん。我々は結構後ろの方。まあ他の人より体力はあったはずだし、大丈夫ですかね。
日本一高い山に登るという実感のないままに、登山道へ。

登山開始

最初は平坦、あるいはなだらかな下り道。途中で馬が係留されている。乗馬オプションもあるみたい。行き交う下山客は、だいたい顔に疲労が出ていて、中には行きは楽だよねという人も。この頃は、森林限界よりも下の模様でまだ林もあり、岩場に生える高山植物や湧き出た水の跡のようなものなどを楽しんでいた。しばらく行くと休憩地点へ。カメラクルーがいた。またノートパソコンを持って何かのデータ収集をしていたような人も居た。水分補給はこまめに取る。
とくに書くこともないのでどんどん行くよ。時間のログみたいなのを取れば、スピードがわかってよかったかもしれない。天気は青空が広がって、上記のTシャツの上にロンTではやや汗をかくという程度だったと思う。添乗員さんは登りは半袖のTシャツだった。写真で振り返ると、13時頃か6合目の安全指導センター脇でトイレ休憩。天気予報が書いてあった。
途中適当に休んだりしつつ、本八合目(3400 m)の宿、胸突江戸屋を目指す。添乗員さんは結構フリーで僕らを追い越して中盤まで上がったりする。途中で登山ガイドと添乗員さんが若干やり合う、というか添乗員さんの経験不足を不安がっていたが大丈夫か!?どうなる俺ら。ちなみに登山ガイドさんは両手に登山用の軽そうな杖装備だったと思う。とにかくひたすら登る。6-8合目まではひたすらジグザグに整備された登山道を回るので、さっきまであそこにいたのか、と思う。全然進まない。お腹が空くので、チョコや飴、貰ったカステラなどを食べる。空気はどんどん冷えるが日が出てる間は大丈夫。外国人の登山客も多い。我々のツアーにも日本に来て割と日の浅いアジア系の人が居た。また、ツアーは遅いのそんな薄着で大丈夫か!?というようなコーカソイドに抜かされる。綺麗な人も多い。年齢としては30代ぐらいの外国人が多いか。7合目のトモエ館前で一休み。*514:10頃らしい。凡そ2800m地点。再び登りへ。ここら辺は記憶が曖昧。ゴツゴツした岩場が増える。軍手着用して登山用に整備された岩肌を岩やロープを掴んで歩く。8合目手前辺りでお父さんが一人足を痛めた模様。ガイドさんはその旨を最後尾にいる添乗員さんに叫んで、一行は進む。添乗員さんが確認すると夫婦で登っているので後から奥さんと2人で宿まで目指すとのこと。小さな子供も同じツアーに居る。ここら辺からお腹が空いて仕方なく、"カレーカレー”と口ずさみながら登っていたように思う。添乗員さん曰く、山小屋の食事は基本的にカレーライスとのこと。なかにはハンバーグでご飯お変わり自由のところもある模様。カレーライスに思いを馳せて、登る。カレーカレー♪17:30頃になると太陽が富士山の向こう側に隠れる。僕らは東側から登っていたということだろうか。気温が下がる。重ね着はしなかったように思う。富士山自身が陰を作って、こちら側の麓に陰を投げかける。影富士というらしい。

下書きにはここまでしか書いてなかった…ので、覚えてることだけ一応書く。

  • カレーライスはご飯お変わり自由ではなかった。とても残念。
  • 夜、山小屋のスタッフの人達が山盛りのご飯に炒め物を食べるのがチラッと見えて羨ましかった。
  • 水がないので、歯磨きは出来ない。
  • 山小屋にもよると思うが、寝床は寝袋が連なったみたいなの。埃っぽかった。
  • 夜・朝は冷える。
  • 頂上付近は人ごみ。
  • ガイドさん次第でお鉢巡りに行くかどうか決まる。希望者が少なかったのもあって、行けなかった。よって最高点は未達。
  • 帰りは砂走り(すばしり)。靴の中で足が動いて、爪のところを内出血。

素晴らしい登山を。
写真集

*1:彼はソフトドリンクのみ

*2:飲んで気持ち悪くなるのは珍しいよ!

*3:日曜、祝休日のみ無料

*4:一緒に山に登るが、登山ガイドは別に居る。個人的な富士登山の経験はそれなりに豊富なようだが、添乗員としては初とのこと。

*5:実際にはもっと多くの地点で休んだ。